四季それぞれの花で彩る!玄関周りのガーデニング

玄関周りを四季の花で彩る

玄関周りのガーデニング

茨城育ちの土いじりライターshirokuroです。

土地付きのマイホームを手に入れて、これから庭造りを楽しんでいこう!
とは思ったものの、どこから初めたらいいのか分からない……
という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そんな玄関回りのガーデニングで使える、四季を通じて花を楽しめる12の植物をご紹介したいと思います。

これらの植物たちは、ガーデニング初心者であっても、どれも育てやすく、色合を楽しんでいただけるものたちばかりです。
また虫や病気もつきにくいので、ご安心ください。

一点、玄関周りの日当たりを想定して、日照条件が明るい場所を好むが、長時間の直射日光は苦手の植物となっておりますので、そこだけご注意ください。

それでは早速まいりましょう。

目次

  1. 玄関周りを四季の花で彩る
  2. 玄関周りのガーデニングのすすめ
  3. 玄関周りのガーデンニング①:春を彩る植物
    1. 芝桜(下草・多年草)
    2. シモツケ(落葉低木)
    3. アジュガ(下草・宿根草)
    4. 耐寒性マツバギク「レイコウ」(多肉植物)
  4. 玄関周りのガーデニング②:夏を彩る植物
    1. アジサイ(落葉中木)
    2. ヤブラン(下草・多年草)
    3. アガパンサス(宿根草と多年草があり)
    4. ヘメロカリス ステラデオロ
  5. 玄関周りのガーデニング③:秋を彩る植物
    1. キチジョウソウ(下草・多年草)
    2. アメジストセージ(下草・宿根草)
  6. 玄関周りのガーデニング④:冬を彩る植物
    1. オタフクナンテン(常緑・低木)
    2. ハツユキカズラ(常緑つる性植物)
  7. まとめ

玄関周りのガーデニングのすすめ

玄関周りのガーデニングのすすめ

玄関周りに花を飾るべき理由は、皆様が1番出入りをする場所であり、1番目につく機会が多いからです。
『いってきます』と『おかえりなさい』が、花に彩られた素敵な空間で交わされたら、それだけで気持ちがいいですよね。

また玄関は、自分たち以外にも「地域の人」や「知人友人」の目が、1番に集まる場所でもあります。
どうせ見られるのなら、綺麗に飾りたくないですか?
お客様がいらっしゃる時も、四季の花と一緒に迎えてあげましょう。

では皆様のマイホームを、素敵な色で包んでくれる12の植物たちを紹介します。

玄関周りのガーデンニング①:春を彩る植物

芝桜(下草・多年草)

玄関周りのガーデンニング:芝桜

小さくて可愛い花を咲かせ、白・青・赤・ピンクと、芝桜は様々な色を魅せてくれます。
日本国内において、北から南までで多くの名所があるのも有名です。
たくさんの人が求める芝桜の可憐さを、自宅に咲かせてあげるのはいかがでしょう。
すべての色を取り入れるのも、1つの色だけに絞って選ぶのも、あなた次第です。

シモツケ(落葉低木)

玄関周りのガーデニング:シモツケ

色は白・赤・ピンクの3色。
1つ1つの花は小さいのに、集まることでブーケのように見えるのが特徴です。またシモツケは開花真っ盛り以外に、芽吹きや紅葉も美しいので、春以外の季節も楽しめます。

注意点として、シモツケは今回紹介している花の中だと少し大きいので、ほかの植物とのバランスを見ながら、花色を選んではいかがでしょう。

アジュガ(下草・宿根草)

玄関周りのガーデンニング:アジュガ

足元から真っ直ぐ上に向かって伸び、花を咲かすのがアジュガの特徴になります。アジュガは1本より複数で植えると立ち上がる花が、とても綺麗です。玄関からずっとアプローチ沿いを飾るのが、個人的にはオススメですね。
花の色も白・青・青紫・ピンクから選ぶことができるので、自分好みの花道を演出してみてください。

耐寒性マツバギク「レイコウ」(多肉植物)

玄関周りのガーデニング:マツバギク「レイコウ」

細長い花弁を持ち、光沢のある赤紫色の花です。
朝が訪れると花を開き、陽が沈むと花を閉じる。毎日動きがあるので、見ていて楽しい花になります。
日が暮れて帰宅した際には、花の様子をチェックしてみてはいかがでしょうか。
また乾燥と寒さに強いのが特徴です。

玄関周りのガーデニング②:夏を彩る植物

アジサイ(落葉中木)

玄関周りのガーデニング:アジサイ

初夏を告げる花、アジサイ。特に雨の日に見るアジサイは、情緒深いですよね。
ただアジサイといっても、普通のアジサイ・ガクアジサイ・ヤマアジサイと、
複数の品種があり、形も様々です。

またアジサイは土壌の性質により、花の色に変化をもたらすことで有名です。もしも花の色を、赤紫色にしたいのなら土壌の性質をアルカリ性にし、青紫色にしたいのなら土壌の性質を酸性に変化させる必要があります。

たとえ同じ1つの苗から育てても、根を伸ばした先の土壌の性質が異なれば、赤と青の2つの花をつけることがあるのです。
もしアジサイを好みの色に育てたいのであれば、それに合わせて肥料を与えていきます。少し難しく感じるかもしれませんが、アジサイは実に面白く、季節を感じさせてくる花ですよ。

ヤブラン(下草・多年草)

玄関周りのガーデニング:ヤブラン

ヤブランは小さな花をたくさん咲かせます。風に揺られるヤブランは、その様子だけでも涼しさを感じさせてくれるのです。
ヤブランは夏の始まりから、夏の終わりまでの間、ずっと私たちと一緒にいてくれるのも嬉しいポイントですね。

アガパンサス(宿根草と多年草があり)

玄関周りのガーデニング:アガパンサス

アガパンサスは薄い紫色をしており、ラッパのような形状の花を咲かせるのが特徴的です。
夏の強烈な暑さの中でも、アガパンサスの咲く姿は涼しげで、見ているだけで風の音が聴こえてくるような、そんな印象を与えてくるのです。

ヘメロカリス ステラデオロ

玄関周りのガーデニング:ヘメロカリス ステラデオロ

存在感のある黄色が特徴的な、ユリ科の花です。自身に満ちた発色が目を引きます。
優しくて薄い黄色ではなく、堂々とした色合を持つヘメロカリス ステラデオロを、無視することはできないでしょう。その場の空間を引き締めたいのなら、選ばない理由はありません。

玄関周りのガーデニング③:秋を彩る植物

キチジョウソウ(下草・多年草)

玄関周りのガーデニング:キチジョウソウ

非常に縁起の良いという意味の「吉祥」を名に持つ花です。
花は赤紫と白の2つの色を単体で有しています。
白を染めようとする赤紫と、白のままでいようと赤紫が、喧嘩することなく共存しており、見ている側に不思議な感覚を与えてくるのがキチジョウソウの特徴でしょう。

アメジストセージ(下草・宿根草)

玄関周りのガーデニング:アメジストセージ

アメジストセージはシソ科に属し、ハーブとしても知られています。
実際にハーブを自分で育てたことはありますか?もしまだでしたら一度、育ててみてはいかがでしょう。
良い香りに空間が包まれる体験ができます。
ちなみに、アメジストとは紫水晶のことをいいます。水晶に関連付けるなんて、それだけ名付けた人が、アメジストセージを綺麗だと思ったのでしょうね。

玄関周りのガーデニング④:冬を彩る植物

オタフクナンテン(常緑・低木)

玄関周りのガーデニング:オタフクナンテン

オタフクナンテンは花をつけませんが、冬になると、葉を真っ赤に染め上げます。
花は咲かせなくても、冬のオタフクナンテンは美しい。
植物の多くが冬になると茶色くなり、目に映る色彩が減る中で、赤く情熱的な色を私たちに与えてくれるのです。
寒き冬が体だけでなく心までも冷やし、感傷的な気分にさせてきても、冬のオタフクナンテンからは活力をもらえます。
一度でもオタフクナンテンの冬の姿を目にしたら、虜にされてしまうでしょう。

ハツユキカズラ(常緑つる性植物)

玄関周りのガーデニング:ハツユキカズラ

ハツユキカズラは冬になると、白雪の上に朱を一滴落としたような色合を魅せてきます。
その姿はまるで、薄紅色の花を咲かせているようだと、思わずにはいられないでしょう。それほどまでに見事なのです。

新芽に近い部分から徐々に色を変え、白から朱へと移ろい、最後には白と朱の色が混じり、美しいピンク色の姿に自分を染めます。ハツユキカズラの「おしとやか」な変化を、冬に味わってみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回紹介した12の植物たちは、
できる限り時間と労力を掛けずに育てることが可能なものから、厳選しました。ですので、ガーデニングをこれから始める方でも、安心して育てることができます。

また、玄関周りはタイルやコンクリートで固めてしまい、庭にしか土がないという方でも大丈夫です。
12の植物たちは、全て鉢植えで育てることも可能となっています。
ぜひ、お気に入りの鉢植えを探してみてください。

ガーデニングは、園芸を楽しむことです。
花を育てる鉢植えを探すだけでなく、鉢植えを置く台をどれにするか決めるところから、ガーデニングは始まっているのです。
楽しくガーデニングをしながら、帰りたくなるお家をコーディネートしてあげてください。

この記事のライター

shirokuro

茨城県育ちのガーデニングライター。
園芸店での勤務経験や自宅でのガーデニング・家庭菜園の知識を生かして、土と緑の良さを知っていただけるような記事を書いていきます。

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