たったこれだけ!手間が少ないアジサイの種類おしえます
ズボラさんにオススメのアジサイの種類はこれだ!

「お庭にアジサイを植えたいけど忙しくて手間をかける時間がない」
「アジサイって、剪定が難しそうでチャレンジできない」
そんな方にオススメしたいのが、手軽に育てられるアジサイです。
ほぼ手間いらずなのに、みなさんのお庭で美しい花を楽しむことができますよ。
忙しい日々の中でも、手間の少ないアジサイが癒しのひとときをプレゼントしてくれるでしょう。
オススメの2種類をぜひ取り入れていただきたいです。
この記事は、お忙しい方のために目次の見出しを追うだけでも内容を理解できるようにしています。
詳しく知りたい方は、このまま読み進めていただくか気になる小見出しをクリックしてみてください。
目次
手間が少ないアジサイの種類:ラグランジア ブライダルシャワー

手間が少ないアジサイを探している方に、うってつけのアジサイがあります!
2020年に新種として市場に出回り始めた、ラグランジア。
フラワー・オブ・ザ・イヤー2019-2020(最優秀賞) も受賞しています。
驚くことに「剪定しなくても良いんです!」
・・・「えっ?本当に?」って思いますよね。
これが本当なんです。
まさに常識を覆す新ジャンルのアジサイが誕生しました。

ラグランジアは、剪定をしなくてもナチュラルな草姿を楽しむことができるアジサイとして注目を集めています。
選定しなければ枝が枝垂れるような姿になるのが特徴です。
これまでの、空に向かって咲いていたアジサイの雰囲気とは全く違った印象をもたれるでしょう。
もちろん、「剪定してはいけない」わけではないので、大きさやバランスを見て剪定することは可能です。

また、ラグランジアは側芽(枝につく芽)にも花がつきます。
これまでのアジサイは茎のトップに花芽が付いていましたよね。
「茎の途中から花が咲く」なんてことはありませんでした。
しかし、ラグランジアは茎の途中にも花芽をつけるのです。
要は、茎全体にお花が咲くというイメージでしょうか。
お庭に取り入れれば、一気に華やかになりそうですよね。

この側芽という特徴から、ラグランジアは剪定位置を細かく気にしなくても良いといわれています。
どこで選定しても、次の年にはたくさんの花芽をつけ株いっぱいの花を楽しむことができるのです。
これまでのアジサイの剪定の常識を覆すアジサイですね。

ラグランジアの中でも、お庭に取り入れたい品種がブライダルシャワー。
純白の花びらが儚く優しい印象のブライダルシャワーは、私たちの心を癒してくれるアジサイです。
純白という言葉がピッタリで、まさに「ブライダルシャワー」という名前そのもの!
さらに、ラグランジアブライダルシャワーは花色の変化を楽しめるアジサイでもあります。
ラグランジアブライダルシャワーは、咲き進むにつれてライムグリーンからホワイト、淡いピンクへと花色が変化するのです。
土壌のpHによっては花色がソフトブルーになる場合もあります。

また、株の大きさによっても楽しみ方のバリエーションがあるのがブライダルシャワーの特徴です。
株が小さい1年目の時期は、ハンギングでも楽しむことができます。
2年目あたりまで小さい鉢で育てますが、2年目以降になればボリュームのある姿を楽しむことが出来るでしょう。
あえて剪定せずに枝垂れる姿を楽しんでも良いですし、鉢植えから地植えに変えても良いです。
手間がかからないわりに私たちの目を楽しませてくれるので、さらに愛情もわいてくることでしょう。

ラグランジアは、ズボラさんにとっては救世主のアジサイです。
忙しい日常をおくる方、剪定のことが気になりながらも結局出来ずに後悔だけが残る方・・・もう、そんな思いをしなくてもいいアジサイなんです。
手間をかけなくてもお庭をキレイに彩ってくれるラグランジアを、ぜひ取り入れてみませんか。
手間が少ないアジサイの種類:アナベル

お手入れが簡単なアジサイと言えば、アナベル!
大人気品種なので、ズボラさんなら既に取り入れていらっしゃる方もいるのでは?
アナベルは、一輪のお花の大きさが一般的なアジサイよりも大きいので、お庭に一株取り入れるだけで迫力あるフォーカスポイントができます。
また、冬の終わりまで(2月)に剪定を行えばいいのでズボラさんにピッタリのアジサイです。
一般的なアジサイは夏までに剪定するので、それ以降が寂しくなるのですが、アナベルは枯れゆく姿まで鑑賞できる楽しみがあります。

まずは、みなさんのお悩みの種でもある剪定についてです。
アナベルの剪定は、時期さえ間違わなければとっても簡単!
2月までに地際から2〜3節残してカットするだけです。
アナベルの一般的な常識として「アナベルの新芽が出始める3月までに行いましょう」という内容を見かけることもあると思いますが、必ず2月までに終わらせましょう。
以前は3月で良かったのですが、温暖化の影響で春の訪れが早くなっているからです。
3月まで待ってしまうと、すでに新芽が出来てしまい剪定するタイミングがなくなってしまいます。
アナベルの姿も乱れ、ズボラさんにとっては「もう、どうしていいのやら!?」ということになりかねません。
2月までに剪定することで、冬の寒さにも当たり元気な新芽が出てくるはずです。

また、2月の剪定では、古い枝や枯れた部分を取り除くことでアナベルの健康な成長と美しい花を促すことができます。
「どういった形にしたいのか!?」という理想の形を思い描きながら剪定しましょう。
慣れないうちは、理想の形よりもきちんと剪定することに意識を向けるだけでも大丈夫です。
自然相手なので、初めから美しく剪定できる人はいませんから。
アナベルを育てて10年目の筆者もまだまだですが、自分で手間をかけた植物はどんな形であろうと可愛いものです。

剪定時の注意点として、切り口を斜めにすることを忘れないようにしてください。
斜めに切ることで雨水が流れやすくなり、枝が腐るのを防いでくれるからです。
画像のように水平に剪定してしまうと、水が溜まりやすく痛んでしまいます。

アナベルは剪定のコツさえつかめば8割成功ですが、他の管理方法も少しお伝えしますね。
アナベルは、植栽直後など一度しっかりと水を与えておけば比較的乾燥にも強いです。
2年3年と株自体が大きくなっていけば、自然降雨のみで水やりをする必要はないでしょう。
しかし、これも温暖化の影響ですが、全く雨が降らない時期や乾燥が続く時期には定期的な水やりは必要です。
長期間の水不足や極端な乾燥は花や葉の健康に影響を与える可能性があるため、適切な水やりを心がけることが重要となってくるでしょう。

次に、肥料の施し方もシンプルです。
アナベルは適度な栄養を与えることで健康な成長が促されますが、肥料の種類や時期などにこだわる必要はありません。
過剰な施肥は逆効果になることもあるため、適量を守るか放置程度で大丈夫なので、忘れがちなズボラさんや手間をかけたくない方にとってはストレスがないでしょう。
以上のように、アナベルは水やりや肥料、剪定などのお手入れがとても簡単です。
剪定時期さえ守れば、お庭で勝手に大きく強くなってくれます。
それなのに、お庭を美しく彩ってくれるのです。
まさに、ズボラさんやお忙しい方のためのアジサイといっても良いでしょう。
手間の少ないアジサイの種類、さっそくお迎えしましょう!

アジサイの中でも手間が少なく育てやすいとされる2品種をご紹介しました。
ラグランジア ブライダルシャワーは優雅な白い花房が特徴であり、庭やベランダを清楚な雰囲気で彩ってくれます。
一方、アナベルはその丈夫さと大きな花房が魅力であり、手軽に育てながらも華やかさを演出してくれます。
どちらも手間をかけずに楽しめるアジサイの代表的な品種であり、お庭やガーデンのアクセントとして最適です。
豊かな色彩と美しい花を楽しみながら、心地よいガーデニングのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
九州在住のガーデニングライター
家作りをきっかけに庭管理を始めて12年。
関わってきた時間の分だけ、
植物の声が聞こえるようになりました。
子育てと似ていて上手くいかなかったり癒されたり!
難しく考えないで、
気になった植物に寄り添ってみてくださいね☆彡