バリエーション豊富なカラーリーフ!ハツユキカズラの育て方
スイーツみたいな可愛らしい葉が魅力的なハツユキカズラ(初雪カズラ)

ハツユキカズラは、活用できる範囲が多岐にわたっていて様々な場所で見かけることのできるカラーリーフです。
また、常緑でありながら葉の色が成長や季節に応じて変化するので、一年を通して私達の目を楽しませてくれます。
この記事では、そんなハツユキカズラの魅力と育て方、植え付け方のバリエーションをご紹介します。
これから読まれる方は、ハツユキカズラの植え付けのバリエーションの多さに、我が家の庭だったらどんな風に植えようか?とワクワクされるのではないでしょうか。
スイーツみたいな可愛らしいハツユキカズラは、忙しない日々の中で、あなたの心にそっと寄り添って優しく包んでくれる事でしょう。
この記事は、お忙しい方のために
目次の見出しを追うだけでも内容を理解できるようにしています。
詳しく知りたい方は、このまま読み進めていただくか、気になる小見出しをクリックしてみてください。
目次
ハツユキカズラとは
基本情報
属性:キョウチクトウ科 テイカカズラ属
タイプ:つる性常緑植物
植栽可能地域:東北~沖縄
日照条件:日向~半日陰
土壌:水はけが良い土 適度に湿り気がある土
性質:暑さ寒さに強い 真夏の直射日光と乾燥に弱い
花期:5~6月 白い花
ハツユキカズラの魅力1:スイーツみたいな淡いピンク色の新芽
癒し系カラーリーフとして取り入れたい

ハツユキカズラの葉の色は成長と共に変化します。新芽の時期には淡いピンク色、徐々に白色が強くなり最後には鮮やかな緑一色になります。
また、秋から冬にかけて寒さにあたると赤く紅葉する姿も素敵で、一年を通して変幻自在に変化するカラーリーフなのです。

ハツユキカズラの葉の色は成長と共に変化します。新芽の時期には淡いピンク色、徐々に白色が強くなり最後には鮮やかな緑一色になります。
特に、新芽の時期のスイーツみたいな可愛らしい淡いピンク色の葉は、私達の目を楽しませてくれるだけでなく、爽やかで守ってあげたくなるような気持ちにさせてくれます。カラーリーフの中でも、思わず胸の奥がキュンとしてしまうハツユキカズラの淡いピンク色の葉は、可愛い娘のような感覚で無条件に愛おしく感じてしまうでしょう。
このスイーツみたいな可愛らしい淡いピンク色の葉は、ハツユキカズラを育てるのであれば是非とも鑑賞したいマストなポイントになります。しかし、育て方や環境などによりピンク色の出方が大きく変わるのです。
ハツユキカズラの可愛らしい淡いピンク色の葉を観賞するためにも、育て方のポイントを覚えておくことが大切になってきます。
ハツユキカズラの紅葉

また、秋から冬にかけて寒さにあたると赤く紅葉する姿も素敵で、一年を通して変幻自在に変化するカラーリーフなのです。
存在感があるカラーリーフに隠れてしまう白い花

成長によって葉の色を変え楽しませてくれるハツユキカズラですが、実はお花も咲くのです。
開花時期は5~6月で、白くて小さくねじれた様な形をしています。前年の夏に蕾が出来るために、こまめに剪定をしていると花を見る事が出来ません。小さい花なので、ついカラーリーフの方に視線がいき気付きにくいかもしれません。
寄せ植え

淡いピンク色、白、緑と3色の色を持つハツユキカズラは、単体で植えても美しいコントラストで魅了させてくれますが、寄せ植えも素敵です。
相性が良いのは、シルバーリーフです。ハツユキカズラの3色と銀色の対比がシックなお庭の雰囲気を作り出してくれます。また、画像のようにほかの緑色の植物と植えても、ピンクと白の葉がまるで花を咲かせたようなアクセントになってくれるのです。

そして冬になると、葉が紅葉して赤ピンク色になりまた別の表情を楽しませてくれます。
鉢植え

鉢植えの場合、ハツユキカズラの葉の魅力をアピールできるような明るめの色の鉢を選択する事で、単体でもカラーリーフとしての存在感が増します。
また、根詰まりをおこしてしまうと水をうまく吸収出来なくなってしまうので、鉢植えのハツユキカズラは1~2年に一度の植え替えをおすすめします。単体で植えていれば、植え替えのストレスも軽減されるのではないでしょうか。
植え替えは植え付けの時期と同じで、4~7月上旬または9月下旬~10月におこないます。根鉢をほぐしたら一回り大きな鉢に植え替えましょう。
グランドカバー

匍匐性があり地面を這うように広がっていくハツユキカズラは、忙しくてお庭に手間をかけられないという方にぴったりなカラーリーフです。
ハツユキカズラは成長が遅いので、お庭に土が丸見えの部分があったり花壇はあるけど寂しい印象という場合には、植える間隔を短めにすると直ぐに覆ってくれてハツユキカズラの3色の色の展開で華やかな印象に変わる事でしょう。
ハンギング
ハツユキカズラは、成長がゆっくりで株がコンパクトにまとまることからハンギングに向いています。垂れ下がる可愛らしいカラーリーフは、それ自体で動きが出る事やお庭で風になびく雰囲気も素敵でしょう。
また、ハツユキカズラは剪定を行う事で長さ調整が出来るので、みなさんのお庭に自然と馴染んでいきますよ。
フェンスや壁に絡ませる

匍匐性があるハツユキカズラは、下から上に向けて蔓を伸ばす事はありませんが、人間の手で誘導してあげると絡んでくれる事があります。自ら絡んでいく事はないので様子を見ながら絡ませていく事が必要ですが、縦に上がっていく姿を見ているとハツユキカズラのバリエーションの豊かさを感じさせてくれます。
ハツユキカズラの育て方1:可愛らしい淡いピンク色の葉を観賞するための条件
日陰より日向で育てましょう

ハツユキカズラは日向~半日陰で育つのですが、好むのは日向です。日向で育てると可愛らしい淡いピンク色の新芽を付けやすいですが、日陰ではあまり上手に発色しないので淡いピンク色の葉を楽しめなくなります。
しかし、真夏の直射日光では葉焼けをして傷んでしまうので、直射日光下は避けるようにしましょう。
肥料の事も少しだけ気にしましょう
ハツユキカズラは、肥料の時期や量の事で細かく気を使う必要はありません。しかし、淡いピンク色の葉の観賞を期待するのであれば、肥料はやらないより与えた方が良いでしょう。
元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜておくと良いでしょう。特に鉢植えの場合には、夏を除いた春から秋にかけて緩効性肥料を置き肥すると楽です。
鉢植えは土の乾燥に気を付けましょう

基本、植えっぱなしでも大丈夫ですが、真夏は朝か夕方にたっぷりと水やりを行いましょう。
庭植えの場合は特に乾燥しないかぎり不要ですが、鉢植えの場合は土が乾き始めたらたっぷりと水やりをし湿り気を保ちます。乾燥が続くと落葉してしまうので気を付けましょう。
まとめ

植え付けのバリエーションが豊富で葉の色の変化が魅力的なハツユキカズラをご紹介してきました。
みなさんのお庭で活き活きと育つハツユキカズラがご想像出来たでしょうか。ハツユキカズラの淡いピンク色は人を優しい気持ちにしてくれるので、忙しない毎日から解放させてくれるアイテムとして取り入れて頂きたいのです。
きゅんと胸を掴まれるハツユキカズラをお庭で育ててみませんか。
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この記事のライター
九州在住のガーデニングライター
家作りをきっかけに庭管理を始めて12年。
関わってきた時間の分だけ、
植物の声が聞こえるようになりました。
子育てと似ていて上手くいかなかったり癒されたり!
難しく考えないで、
気になった植物に寄り添ってみてくださいね☆彡