日陰のお庭だからこそ楽しめる!アジュガの魅力と育て方

シェードガーデンで輝くグランドカバー、アジュガの魅力

アジュガとは

日陰のお庭(シェードガーデン)のお手入れは、日向のお庭に比べると後回しになりがちですよね。

気が付いたら、お庭の見えないところはしばらく放置したまま、、なんてこともあるのではないでしょうか?

今回ご紹介するアジュガは、そんなほったらかしシェードガーデンには最適のグランドカバーといえるでしょう。

アジュガは、短い日照時間と日陰が大好きな常緑のグランドカバーです。
常緑なので冬でも枯れず、そしてローメンテナンスなので、初心者の方やお忙しい方にもおすすめです。

そして、春になると美しい色の花達が一斉に咲き誇り、シェードガーデンを華やかにしてくれます。

そんなシェードガーデンには欠かせない、アジュガの魅力をご紹介したいと思います。

この記事は、お忙しい方のために
目次の見出しを追うだけでも内容を理解できるようにしています。

詳しく知りたい方は、このまま読み進めていただくか、気になる小見出しをクリックしてみてください。

目次

  1. シェードガーデンで輝くグランドカバー、アジュガの魅力
  2. アジュガとは
    1. 基本情報
  3. アジュガの魅力1:シェードガーデンの主役級グランドカバー
  4. アジュガの魅力2:スクッと立ち上がる美しい色の花達
  5. アジュガの魅力3:変化に富んだ個性的な色の葉
    1. アジュガチョコレートチップ
    2. アジュガレプタンス
    3. アジュガピンクシェル
    4. アジュガアルバ
  6. アジュガの魅力4:冬も緑であふれるアジュガ
  7. アジュガの魅力5:手間なしのローメンテナンスが嬉しいアジュガ
    1. 植えつけ環境と育て方
  8. アジュガの魅力6:大きめのアジュガの葉で雑草が目立たない
  9. まとめ
    1. アジュガを取り入れて、魅力的なシェードガーデンを作りましょう

アジュガとは

基本情報

属性:シソ科 アジュガ属

タイプ:常緑多年草

植栽可能地域:南東北~九州

日照条件:半日向~半日陰

土壌:土は選ばないが乾燥気味より適湿な土壌

性質:水やりは降雨のみ、寒さに強い、ゆっくりと成長

花期:4~6月

アジュガの魅力1:シェードガーデンの主役級グランドカバー

アジュガの魅力

あまり乾燥しない日陰で肥沃な土が大好きなアジュガ。
常緑なので、冬に土がむき出しにならず、緑のグランドカバーとして一年中活躍してくれます。
さらに、葉の色が個性的なので、自分が想像するお庭の雰囲気に合わせて選ぶ楽しみもあるのです。
春になれば花茎を伸ばし、小さな花を穂状に咲かせます。

お手入れをしなければ寂しい印象になりがちなシェードガーデンですが、アジュガを取り入れる事で、その印象は大きく変わると思います。
アジュガを取り入れて、しっとりと魅力的なシェードガーデンを作り上げたいですね。

アジュガの魅力2:スクッと立ち上がる美しい色の花達

アジュガの花

4~6月にかけて15cm程度の花茎がいっせいに立ち上がり、青紫や白、ピンク色の可愛らしい花を穂状につけます。
時期になると、いっせいに咲き誇る美しい色のアジュガの花の群れは、何とも言えないたくましい印象を与えてくれます。
また、アジュガの葉よりも15cm程度立ち上がる事で、立体的なコントラストが生まれ華やかさを感じさせてくれます。

普段は地味ですが、初春から初夏にかけての華やかさはシェードガーデンでも際立つことでしょう。

花の色は品種によって違いますので、自分好みの色の花を咲かせてくれる品種を選んでみるのも、ありです。
また、他の観賞用の花に比べて、青紫や青など寒色系の色合いが多いという特徴のアジュガ。あえて寒色系の色を選ぶことで、他のシェードガーデンの植物との相性も良くなり、しっとりと落ち着いたシェードガーデンを演出することもできます。

アジュガの魅力3:変化に富んだ個性的な色の葉

アジュガの最大の魅力ともいえるのが、変化に富んだ個性的な色の葉です。雑草に似た緑色からライムグリーン、ブロンズ色やシルバー色のほか、白やピンクの斑入りの葉など、バラエティーに富んでいます。
同じアジュガでも品種によって葉の色が違うという、他の植物にはあまり見られない面白い特徴があり、ここはじっくりと選んでみたいところですね。

単体で好きな葉の品種を植えてみたり、幾つかの品種を混ぜながら、その色合いの違いを楽しんでみるという面白さもありますよ。バリエーションが楽しめるグランドカバーとして、ぜひ取り入れて頂きたいです。

ここで、いくつかご紹介しましょう。

アジュガチョコレートチップ

アジュガチョコレートチップの花
アジュガチョコレートチップの葉

アジュガチョコレートチップ…花:濃い青 葉色:銅葉と緑

アジュガレプタンス

アジュガレプタンス

アジュガレプタンス…花:淡い青 葉色:緑

アジュガピンクシェル

アジュガピンクシェル

アジュガピンクシェル…花:淡いピンク 葉色:緑

アジュガアルバ

アジュガアルバ

アジュガアルバ…花:白 葉色:緑やや銅葉

いかがですか?
花色も葉の色もお庭の雰囲気にあわせて、色合いを楽しむことができます。

アジュガの魅力4:冬も緑であふれるアジュガ

アジュガの冬の状態

常緑多年草のアジュガは、季節に関係なくシェードガーデンのグランドカバーとして活躍してくれます。
特に、冬になると枯れていく植物が多くなり寂しく感じ始めるお庭の中で、色の変化を見せつつも地面を覆ってくれるアジュガの光景に、力強さを感じるものです。まるで、冬のお庭の縁の下の力持ちのような。

バラエティーな葉色が特徴的なアジュガなので、葉の色を意識して場所によって品種を変えて植えてみると、色の少ない冬のお庭でバリエーションの効いたグランドカバーが楽しめる事でしょう。

アジュガの魅力5:手間なしのローメンテナンスが嬉しいアジュガ

植えつけ環境と育て方

アジュガの育て方

植えつけ環境は、肥沃で乾燥しない日陰になる場所に植えます。

管理方法と育て方は、植え付け後はほぼ放任で問題ありません。

初心者の方がガーデニングを始めるうえで一番気になる事は、植えた後の事ではないでしょうか?
植えっぱなしではいけない気がする、でもあまり知識はないという理由で、一歩が踏み出せないという事もあるでしょう。筆者も、なかなか踏み出せない1人でした。しかし、アジュガは、その不安を一気に解消してくれるグランドカバーなのです。

ほぼ放任でも元気に育ってくれるアジュガは、お忙しい方にとって有難いグランドカバーだと思います。さらに、手間がかからず元気に育ってくれる割には成長速度が速すぎるという事もないので、知らない間に伸びてしまって困るという事がありません。

5年間、日陰の庭に手を付けず、6年目でアジュガを植えてから3年になる筆者ですが、植えることに何を迷っていたんだろう?と思います。日常で手間をかける優先順位がほぼ下位で、できるときは、開花後の茎をカットするだけという放任状態で十分元気に育ってくれます。

もし伸びすぎた場合は、カットしたり伸びていく方向を人為的に変える事でグランドカバーの範囲をコントロールする事が出来ます。

アジュガの魅力6:大きめのアジュガの葉で雑草が目立たない

アジュガの大きな葉

シェードガーデンのグランドカバーに適したアジュガは、他のグランドカバーに比べて、葉が大きい方になります。
葉が大きいという事は、雑草の成長を妨げたり雑草が生えていても目立たせないという効果があるのです。その事は、お忙しい日々を送る中で、自分の空いた時間を利用して短時間でお庭のお手入れが出来る事に繋がります。
時間が空いた週末などに、アジュガの成長具合を見ながら、ご家族でお庭の手入れをされるのも良いでしょう。

植物の緑色は、脳への刺激が少なく、心身のバランスを整える効果があることも分かっています。
植物のお手入れをすることで無心になり、心のリセットにも繋がりますよ。

まとめ

アジュガを取り入れて、魅力的なシェードガーデンを作りましょう

シェードガーデンにおけるアジュガの魅力をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

シェードガーデンという言葉もメジャーになってきた今、日陰だからと言う理由で諦めてきたお庭のお手入れに関してのノウハウや、シェードガーデンの環境に合う植物も多く紹介されるようになってきています。

元気になる明るいお庭も素敵です。しかし、静かに過ごしたい、心を落ち着けたいという日もあるでしょう。そんな時に、しっとりと落ち着いたシェードガーデンは必ずあなたの心のサポート役となってくれるはずです。

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この記事のライター

rangea

九州在住のガーデニングライター

家作りをきっかけに庭管理を始めて12年。
関わってきた時間の分だけ、
植物の声が聞こえるようになりました。
子育てと似ていて上手くいかなかったり癒されたり!
難しく考えないで、
気になった植物に寄り添ってみてくださいね☆彡

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