コルジリネを取り入れてクールでカッコイイお庭を目指そう!
カッコイイお庭にランクアップさせる魔法のコルジリネ

ガーデニング歴が長くなると、どうしても自分好みの植物に偏ってしまい単調なお庭作りになってはいませんか。
そんな時に、葉の色や形、立姿が個性的なコルジリネを取り入れれば、クールでカッコイイお庭にランクアップさせる事が出来ますよ。
葉を楽しむコルジリネは、病害虫に強い宿根草で長期間楽しめるメンテナンスが楽な植物なのです。
ぜひ、コルジリネを取り入れてカッコイイお庭を目指しましょう。
この記事は、お忙しい方のために
目次の見出しを追うだけでも内容を理解できるようにしています。
詳しく知りたい方は、このまま読み進めていただくか
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目次
コルジリネとは
コルジリネの基本情報

属性:リュウゼツラン科・センネンボク属
和名:センネンボク(千年木)
原産:東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド
栽培可能地域:関東南部~沖縄
日照条件:半日向~半日陰
高さ:10cm~200m
性質:ローメンテナンス、寒さにやや弱い
コルジリネとドラセナは混同しやすい
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ホームセンターの園芸コーナーなどでコルジリネの表記名を見ると、たまに「ドラセナ コルジリネ」という表記を見かけます。
また、店員さんに画像を見せると「ドラセナですね!ありますよ!」と言われ、観葉植物コーナーに誘導される事もあります。

画像のような種類のドラセナの葉であればコルジリネと間違う事もありませんが・・・

初心者の方や見慣れていない方であれば、こちらのドラセナの画像を見て「コルジリネ」と言われればコルジリネと思ってしまいます。
コルジリネとドラセナは見た目が似ているので混同しやすいのですが、全く違う植物になるので注意しましょう。
見分け方は、根茎の有無がポイントになります。
コルジリネは地中で地下茎が肥大化していき根茎を形成するのですが、ドラセナは根茎を形成しません。
と言っても、店頭で根元を掘るわけにもいかないので、「ドラセナ コルジリネ」という表記だった場合には、迷わずに詳しいスタッフを呼んでいただくのが無難かもしれません。
ドラセナと間違わないように気を付けましょうね。
コルジリネの種類
コルジリネ オーストラリス レッドスター

一般的に市場に多く出回っているのが、オーストラリスレッドスターです。
ドライガーデン人気の影響なのか、園芸コーナーで在庫が無くなっても、数日すれば直ぐに入荷して店頭に並んでいるのを見かけます。
葉全体が同じ赤茶色なので、シャープにしなる姿がお庭の中でも圧倒的な存在感を発揮してくれるでしょう。

コルジリネは日当たりを好みながらも、真夏の直射日光下では葉が焼けて、見た目が悪くなってしまいます。
ほどほどの日当たり環境の下で育てましょう。
コルジリネ エレクトリックスター

エレクトリックスターは、赤茶色の葉に緑色の縁が入った2トーンの葉になります。
トーンとしては明るめではないので、シルバーリーフや白い花、淡い色の花を付ける植物と絡ませて植え付けてあげると良いでしょう。
コルジリネ エレクトリッククラッシュ

エレクトリッククラッシュは、エレクトリックスターと同じように赤茶色の葉に緑色の縁が入った2トーンの葉になりますが、縁に入った緑色が明るめの緑色になります。
明るめの緑色という事で、赤茶色とのコントラストがハッキリとして、引き締まった印象になるので、単体で植え付けても美しいです。
また、植え付ける周囲の植物とのバランスを深く考えなくても、単体での美しさと周辺に馴染む絶妙さをもつ葉の色となっています。
コルジリネ エレクトリックピンク

エレクトリックピンクは、赤茶色の葉にピンク色の縁取りが入った可愛らしいコルジリネになります。
日当たりの良いエリアでは、そのピンク色をキラキラと輝かせて美しい姿を観賞することが出来ます。
これだけ鮮やかだと、ピンク色のお花の代わりにエレクトリックピンクを植えて、お庭でピンク色を楽しむという使い方も出来ますよね。
ピンク色のシャープな線は他の植物でも見られない珍しいフォルムなので、お庭の中でも一段と目立ってお庭のレベルアップに貢献してくれそうですよね。
コルジリネをお庭に取り入れるメリット
凹凸をもたらし立体感が生まれる

コルジリネの大きな特徴でもある細葉は、お庭に取り入れる事で伸びやかでスタイリッシュな葉の姿が空間に動きを出してくれます。
周辺の植物が柔らかくて優しい印象の葉であればあるほど、弧を描き鋭角でピンとしたコルジリネの細葉との対比が強調されるでしょう。

対比を感じられる理由は簡単です。
それまで単調だったお庭が、細葉なフォルムを持つコルジリネを取り入れる事で、私達の目線がコルジリネに止まりフォーカスされます。
目線が止まるポイントがお庭に出来る事で、私達人間は周辺の植物との対比を脳に映し出し、立体感を感じる事が出来るのです。

私達の目線の動きを意識したお庭作りをするのに、コルジリネは初心者さんでも取り入れやすい植物です。
コルジリネは葉の色合いも種類が幾つかありましたよね。
それぞれのコルジリネが、みなさんのお庭の植物との対比でどのように輝くのかという事を楽しむ気持ちが、カッコイイお庭への一歩になるでしょう。
他の植物との明度の差から生まれる相乗効果

コルジリネの中でも私達が手に入れやすい代表的な種類は、赤~赤茶色のコルジリネレッドスターでしょう。
レッドスターは赤茶色と言っても明度が低いので、周辺の植物のカラーを際立たせる事が出来るカラーでもあります。

コルジリネに限らず、画像のように明度に差がある葉の組み合わせでは、明度に差があればあるほど明るめの色が目立ちます。
その逆で、緑一辺倒の単調なお庭にコルジリネを取り入れれば、明度の低いコルジリネがグンと際立ち、クールでカッコイイお庭が完成するでしょう。
要は、お庭に明度の低いコルジリネを取り入れれば、それまで単調だった周辺の植物の色がコルジリネと自然に調和し、魅力的なエリアへと変身するわけです。
葉同士の明度の差が、どちらに転んでも良いような相乗効果を生んでくれるのです。
と言いつつも、初心者の方などにとっては、そのバランスを考えるのが難しいと感じるかもしれません。
そんな「いきなり地植えにして失敗したくない!」という方には、鉢植えからの挑戦がオススメです。
鉢植えであれば移動が自由なので、お庭の様々な場所にコルジリネの鉢植えを置いてみて様子を見る事が出来ますよね。
他の植物との色合いの相性や雰囲気を感じたり、学ぶ事も多いでしょう。

コルジリネを使ったカッコイイお庭作りでは、植物同士の明度の差がポイントになってくる事を覚えておきましょうね。
クールでカッコイイお庭が演出できる

明度が低い赤~赤茶色をしており、陽の当たり具合によってはブラックにも見えてしまうコルジリネ。
実は、数年前から「ブラックプランツ」という言葉が注目されている事を、みなさんはご存知でしょうか。

本来、植物は黒の色素を持っていないため、黒い葉や黒い花は存在しませんが、明度の低い赤や紫色などの植物を「ブラックプランツ」と呼び、おしゃれなお庭に敏感なガーデナーの方の間では、どんどん取り入れる方が増えているのです。

最近では、園芸店やホームセンターの園芸コーナーでも、画像のような黒いバジルなど、コルジリネを含めたブラックプランツを多く見かけるようになりました。
ブラックと言うと、フォーマル寄りな印象できちんとした場面で使われる色のイメージがありますよね。
また、格調高い、上品、クールなど大人っぽい印象を感じさせます。

お洋服選びと一緒で、そのようなブラックの特徴を、みなさんのお庭にも生かすことでクールでカッコイイお庭を演出することが出来るのです。
比較的、いつでも手に入れやすいコルジリネは、その第一歩の植物として相性が良い植物なのです。
カッコイイお庭に変身させるなら、コルジリネを取り入れよう!
お庭に劇的な変化をもたらせてくれるコルジリネ。
気高い印象のコルジリネの姿や色合いは、なかなか選択肢に入ってこないかもしれませんが、コルジリネのように葉姿や色で勝負している植物は、意外にもメンテナンスが楽で初心者でも取り入れやすい植物です。
カッコイイお庭作りへの近道に、コルジリネはいかがですか。
この記事のライター
九州在住のガーデニングライター
家作りをきっかけに庭管理を始めて12年。
関わってきた時間の分だけ、
植物の声が聞こえるようになりました。
子育てと似ていて上手くいかなかったり癒されたり!
難しく考えないで、
気になった植物に寄り添ってみてくださいね☆彡