【もしかして風邪?】育てたハーブのハーブティで寒い季節を乗り越える!

植えるハーブに悩んだら、ハーブティーにできるものに!

ハーブティにできるおすすめのハーブ

どんなハーブを植えようかな、と迷ってしまったら、ハーブティーにできるものがおすすめです。
寒い季節の温かいハーブティーにぴったりのハーブをご紹介します。

目次

  1. 植えるハーブに悩んだら、ハーブティーにできるものに!
  2. 寒い季節のハーブティーにおすすめのハーブ
    1. 風邪かな?と感じたら:カモミール
    2. 冷え性や体を温める:ローズマリー
    3. のどが痛い:コモンタイム
    4. のどのケアに:マロウコモン
    5. 消化を助けて清涼感を与える:ペパーミント
  3. ハーブティーのいれ方
  4. ハーブの保存について
  5. まとめ

寒い季節のハーブティーにおすすめのハーブ

風邪かな?と感じたら:カモミール

風邪かな?と感じたら:カモミール

温かいカモミールティーはリラックスできて体が温まるので、風邪かな?と思われる時によく飲まれてきたそうです。
ハチミツと相性がよく、入れるととてもおいしくなります。
ミルクで煮だしてハチミツを入れ、ホットミルクにしてもとてもおいしいですよ。

カモミールの中でも、ハーブティーにするならジャーマンカモミールがおすすめです。

ジャーマンカモミールの育て方は、日当たりの良い水はけのよい場所に植えます。

蒸れに弱いので混み合ってきたら剪定しましょう。
一年草ですが、庭植えにした場合、こぼれ種で増えることがよくあります。
鉢植えでも育てる場合は、風通しの良い場所において置くと蒸れにくいので安心です。

花が咲いて、真ん中の黄色い部分が盛り上がってきたらその花を摘み取ります。
ワイングラスを持つように、茎を指ではさんで手のひらに花をのせ、上にポンと手をあげると花が採れます。
たくさん採れたらドライにして保存し、寒い季節に備えておいてはいかがでしょうか。

冷え性や体を温める:ローズマリー

冷え性や体を温める:ローズマリー

寒くて体がなかなか温まらないなと思ったら、ローズマリーの入ったハーブティーがおすすめです。
ローズマリーは体を温める力を助けてくれます。
レモン系のハーブや市販のショウガパウダーなどをあわせて温かいハーブティーにするとおいしくなり、体の中から温まりますよ。
また、ローズマリーとミントの組み合わせなら、温まるうえにすーっとした香りも重なって、朝飲むと体も頭もすっきり目覚めてくれそうな気がします。

ローズマリーは寒さに強い品種が多いですが、寒さに弱いものは鉢植えにして、冬は軒下か室内の明るい場所に置きます。
多湿を嫌うので水はけのよい土に植え、乾燥気味に育てましょう。
そのつど必要な分だけ収穫して使いますが、剪定などでたくさん採れた際はドライにして保存します。

のどが痛い:コモンタイム

のどが痛い:コモンタイム

のどの調子を整えたいという時は、コモンタイムのハーブティーがおすすめです。
ちょっと癖があって飲みにくいので、ミントやカモミールと一緒に飲むと飲みやすくなります。
タイムには抗菌の力があると言われているので、タイムのハーブティーでうがいをするのものどによいと言われています。

コモンタイムは暑さにも寒さにも強く、水はけの良い土を好みます。
水をやりすぎず、乾燥気味に育てます。
蒸れに弱いので、梅雨の前に剪定し、鉢植えなら雨のあたらない場所に置くと安心ですよ。
収穫は、葉があれはいつでも可能です。
剪定でたくさん採れた際はドライにして保存します。

のどのケアに:マロウコモン

のどのケアに:マロウコモン

マロウコモンも、のどのケアにおすすめと言われているハーブです。

タイムと同じでよくのど飴などにも使われています。
ハーブティーにすると、きれいなブルーのお茶になります。
そこにレモンの輪切りを浮かべると、ブルーのお茶がピンクに変わるのを楽しむことができますよ。
レモンをいれることでビタミンもとれて寒い季節にぴったりのハーブティーです。
きれいなブルーではなくなりますが、飲みにくい場合はラベンダーやミントと一緒にいれるとおいしくなります。

マロウコモンは日当たりがよく、水はけの良い土を好みます。
高さが30cmから2m近くまで、と育つとかなりの高さになっていくので、植える前に場所をよく考えたほうが良さそうです。
宿根多年草で、冬に地上部は枯れたようになりますが、春になると芽が出ます。
鉢植えの場合は6号鉢より大きなものを選び、株が育ったら一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。
花が咲くのは5~7月で、花を1つずつ収穫し、多い分はドライにして保存します。

消化を助けて清涼感を与える:ペパーミント

消化を助けて清涼感を与える:ペパーミント

体調が悪いと、食べ過ぎたわけでもないのに、食後になんだかすっきりしないことも多いのではないでしょうか?
そんな時は消化を助けてくれる、ペパーミントのハーブティーがおすすめです。
すーっとした清涼感で気分まですっきりします。
カモミールや他のミントと一緒にハーブティーにしてもとってもおいしく飲むことができます。

ペパーミントなどのミント類は繁殖力が強く、庭植えにすると広がってしまうので、鉢植えがおすすめです。
水切れに弱いので、表面の土が乾いてきたらたっぷりと水をやります。
寒さにも強く、葉が落ちても根が生きているので、春になるとまた芽が出ます。
虫がつきにくく、肥料もほとんどいらないので初心者の方にもおすすめです。
そのつど収穫できますが、梅雨や夏や前に剪定でたくさん採れた際はドライにして保存します。

ハーブティーのいれ方

ハーブティの入れ方

生のハーブを使うハーブティーなら一つかみのハーブを、ドライのハーブなら小さじ1~2杯が目安です。
温めたポットにハーブを入れ、沸騰したお湯を注ぎます。
3~5分蒸らせば出来上がりです。
この時、ポットの蓋についた水蒸気もハーブティーに落としこんでくださいね。
水蒸気の中にはハーブの成分がいっぱい詰まっています。
ハーブティーは1種類で飲むよりも、2~3種類ブレンドしたほうがおいしくなります。
いろんな組み合わせを試して、自分好みのハーブティーを作ってみてください!

ハーブの保存について

ハーブの保存方法

枝ごと収穫するハーブは何本かで束ねて風通しのよい日陰に吊るしてドライにします。
花の場合は天気のよい日に、ザルなどに重ならないように広げ2~3日乾かします。
どちらもしっかり乾燥させたら、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れ、保存します。
しっかり乾燥させないとカビが生えてしまうので気をつけてくださいね。
ここで、夏限定ですが筆者の裏技を紹介します。
特に水分が多くて乾きにくい花などは、ザルに並べて、車の中のフロントガラスのところに置いておきます。
種類にもよりますが、真夏なら一日で乾燥してしまうのでおすすめです。

まとめ

ハーブティにおすすめのハーブまとめ

ハーブティーにおすすめのハーブ、いかがでしたか?
春から夏にかけて育てて収穫し、寒い季節に備えてみてはいかがでしょうか。
もちろん、ドライにせずに生のままでもハーブティーはとってもおいしいです!
でも、冬にはこんな風に使いたいな、と考えながらハーブを育てるのもとても楽しいものです。
ぜひ、ハーブを育てて自家製ハーブティーにチャレンジしてみてください!

*ハーブティーは持病をお持ちの方、薬を飲んでいる方、妊娠中の方、お子様、などには注意が必要な場合もあります。かかりつけ医に相談して飲むようにしてください。

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この記事のライター

ユキ

ハーブ園でハーブコーディネーターとしての働いた経験をいかしてガーデンライターに。
転勤族でお庭が持てないが、めげずにベランダでハーブを栽培中。
好きなハーブは香りのよいグロッソラベンダー。

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