【花の美しいハーブ】季節ごとの花を楽しむハーブが主役のおしゃれガーデン

花の美しいハーブを季節ごとに楽しむ

花の美しいハーブ

こんにちは。
ハーブというと、効能豊かな葉物を想像する方も多いかもしれませんが、中には、観賞にもぴったりの美しい花を咲かせるものもたくさんあります。今回は、見て楽しめる庭づくりに役立ちそうな、花の美しいハーブについて取り上げていきます。できるだけ通年を通して花を楽しめるよう、開花時期の長いハーブ、そしてその取り合わせについてご紹介していきますよ。

目次

  1. 花の美しいハーブを季節ごとに楽しむ
  2. ハーブを中心にした庭づくりのメリット
  3. ラベンダー/開花時期:5~7月
    1. 庭でのおしゃれな見せ方のポイント
  4. ベルガモット/開花時期:6~9月
    1. 庭でのおしゃれな見せ方のポイント
  5. カラミンサ/開花時期:5~11月
    1. 庭でのおしゃれな見せ方のポイント
  6. カレープラント/開花時期:7~8月
    1. 庭でのおしゃれな見せ方のポイント
  7. ローズマリー/開花時期:4~6月、9月
    1. 庭でのおしゃれな見せ方のポイント
  8. まとめ

ハーブを中心にした庭づくりのメリット

ハーブは、基本的に繁殖力が強く、あまり手をかけなくても良く育つものが多いです。しかしその反面、育ちすぎてしまうと雑草のように雑多な見た目になってしまいます。そんな悩みを解決するために、花が長い期間咲いてくれるハーブを中心に選べば、生命力にあふれ、見た目にも美しい庭づくりをすることができますよ。今回は、できるだけ通年で花が楽しめるよう、開花時期をずらした複数のハーブをご紹介します。

ラベンダー/開花時期:5~7月

花の美しいハーブ:ラベンダー

言わずと知れた、香りの女王と呼ばれる紫の美しい花を咲かせます。様々な種類がありますが、おおむね3月から4月頃に植え付けを行い、5月から7月頃にかけて花を咲かせます。乾燥を好む性質なので、水のあげすぎに注意して育てましょう。

庭でのおしゃれな見せ方のポイント

ラベンダーは育成が良く、毎年綺麗な花を咲かせてくれます。ナチュラルな雰囲気を活かして、あまり作り込みすぎないのびのびとした演出がおすすめです。レンガやアンティーク調の木材などと相性抜群。背が高くなりやすいので、他の植物と一緒に植える場合は、背景として後ろの方に配置すると良いでしょう。

ベルガモット/開花時期:6~9月

花の美しいハーブ:ベルガモット

初夏から真夏にかけて、濃いピンクや紫の花を咲かせます。水はけと日当たりの良い所であれば、初心者でも比較的簡単に育てることができます。植え付け時期は2月から3月、もしくは10月から11月頃に行います。

庭でのおしゃれな見せ方のポイント

ベルガモットは、一度植えるとぐんぐん成長し、毎年花を咲かせます。株が大きく成長するので、スペースにゆとりをもって植えるようにしましょう。情熱的でビビットな色合いの花なので、ベルガモットに負けない鮮やかな色合いの花を一緒に植えると、華やかな庭になりますよ。開花時期の近い花で言うと、高低差を出してペンタスやペチュニアと一緒に植えたり、同じように背が高くなる千日紅を植えてランダムな動きを楽しんだり。エネルギッシュな色合わせに挑戦できるのが魅力です。

カラミンサ/開花時期:5~11月

花の美しいハーブ:カラミンサ

白やピンク、薄紫などの可愛らしい小花がたくさん咲きます。清々しい香りも魅力的ですよ。植え付け時期は3月から4月、もしくは9月から11月上旬。耐寒性、耐暑性ともに優れていて、扱いやすいハーブのひとつです。

庭でのおしゃれな見せ方のポイント

小花が可憐な雰囲気で、庭でカスミソウのように添え花的な役割をしてくれます。メインとなる、花形のしっかりした植物と一緒に植えると、動きが出せます。個人的なおすすめは、シュウメイギクとの組み合わせ。コスモスに似た可愛らしい花形で、カラミンサの雰囲気ととてもよく合います。丈夫な多年草なので、カラミンサ同様、毎年楽しむことができますよ。

カレープラント/開花時期:7~8月

花の美しいハーブ:カレープラント

名前の通り、カレーの香のするユニークなハーブです。しかし、花は黄色で可愛らしく、ドライにしてリースやアレンジメントにも使用されます。植え付けは5月から6月、もしくは9月から10月頃に行います。葉が茂ると蒸れやすくなってしまうので、やや乾燥気味に育てましょう。寒さには強いですが、霜に当らないように注意が必要です。

庭でのおしゃれな見せ方のポイント

夏の庭にぴったりな黄色の花と、涼しげなシルバーがかった葉が美しいカレープラント。花の少なくなりがちな夏の庭に、ジニアやガザニアなどの強い花と一緒に植えれば、元気が出るような彩を添えてくれます。また、葉の色を活かして、ユーカリやラムズイヤーなどのシルバー系のハーブと合わせるのもおしゃれで素敵です。

ローズマリー/開花時期:4~6月、9月

花の美しいハーブ:ローズマリー

様々な種類のあるローズマリーは、赤やピンク、白や淡い紫などの小花を咲かせます。ハーブとしての汎用性が高いだけでなく、可愛らしい花も魅力のひとつです。植え付け時期は3月から5月、または9月から10月です。寒さには強いですが高温多湿にやや弱いので、風通しの良い所で育てるようにしましょう。

庭でのおしゃれな見せ方のポイント

タイムには、匍匐性、立性、半匍匐性の3種類があります。この中で、庭づくりにおすすめなのは、這うように育つ匍匐性です。特性を生かして、花壇の縁取りや、鉢などから垂らすようにして使うと、とてもおしゃれですよ。花自体は小さくてナチュラルな雰囲気なので、どんなものとも相性が良いです。同じ時期に咲くアメリカンブルーやバーベナなどと取り合わせて、幻想的なブルー系の庭を演出するのも良いですね。

まとめ

いかがでしたか?植え付け時期が似通っていて、お手入れも難しくないハーブ。開花時期を調整して一度植えてしまえば、一年中手軽に花が楽しめる庭づくりができそうですね。虫よけ効果や料理への応用など、暮らしに嬉しい様々な使い方があるハーブ。その花の美しさも取り入れて、是非、庭づくりのヒントにしてみてください。

この記事のライター

ハーブガーデナーTani

自然とともにある生活を。
ハーブを中心とした庭や、観葉植物、切花など、家の様々なところに花やグリーンを取り入れています。

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