【ほったらかしで雑草対策】おすすめグランドカバー3選|宿根草
ほったらかしで雑草対策|頼れる宿根草

庭は欲しいけど、草取りに追われるのはちょっと…
そんなお悩み、ありませんか?
実は「ほったらかし」でも庭がきれいに見えて、雑草対策にもなる便利な植物があるんです。
植えるだけで自然に広がり、手がかからないのにしっかり雑草を防いでくれる、忙しい方の強い味方です。
この記事では、おすすめの宿根草グランドカバー3選と、最低限のお手入れや広がりすぎ対策までわかりやすくご紹介します。
「なるべく手間をかけずに、庭をきれいに保ちたい」
そんなあなたにこそ読んでほしい内容です。
目次
雑草対策におすすめ|宿根草グランドカバー3選

雑草を抑えながら庭を彩ってくれる、初心者にも扱いやすい3つの植物をご紹介します。
クリーピングタイム|ふんわり広がって香る

タイムの仲間で、地面を這うように広がるハーブです。
葉を触ると、ほんのりとした香りがして気分もリフレッシュ。
春には小さなピンクの花が咲き、見た目も可愛らしく楽しめます。
メリット
・香りがよく、癒し効果がある
・多少踏まれても傷みにくい丈夫さ
・花も楽しめて、景観のアクセントになる
育て方のコツ
・日当たりと水はけのよい場所に植える
・乾燥に強いが、植え付け直後は水やりを忘れずに
注意点
・毎日踏み続ける通路には不向き
・広がりすぎたら春に軽く刈り込む
クラピア|ぐんぐん広がって雑草をシャットアウト

クラピアは、雑草対策として注目されている植物です。
植え付けてからの成長が早く、あっという間に地面を覆ってくれるので、雑草が生えるスキを与えません。
メリット
・繁殖力が高く、短期間で広がる
・踏まれてもダメージを受けにくい
・白やピンクの小さな花が咲いて可愛らしい
育て方のコツ
・植え付け時にしっかり水やりをする
・一度根づけば肥料や刈り込みの頻度も少なくて済む
注意点
・成長が早いため、植える前にレンガなどで境界を設ける
・他の植物から最低50cm以上離して植える
セダム|乾燥にも強い!植えっぱなしで映える多肉タイプ

ぷっくりとした葉がかわいらしいセダムは、多肉植物の仲間です。
種類によって葉の色や質感が異なり、いろんな品種を組み合わせれば、花がなくてもカラフルで華やかです。
メリット
・乾燥に強く、真夏の西日にも負けない
・絨毯のように広がって雑草を抑える
・葉の形や色のバリエーションが豊富
育て方のコツ
・水はけのよい土を好む
・乾燥気味に育てる
注意点
・寒さに弱い品種もあるため、寒冷地では注意する
・湿気が多い場所では根腐れを起こすので土壌改良が必要
「ほったらかしOK」って本当?知っておきたい最低限のお手入れ
「ほったらかしOK」といっても、完全に放置してよいわけではありません。
元気に育って雑草をしっかり抑えるには、最低限のケアが必要です。
最低限やっておきたい3つのこと
1. 真夏に雨が降らないときは水やりをする(乾燥対策として重要)
2. 広がりすぎた部分は軽く刈り込む(形の乱れや蒸れを防ぐ)
3. 多少の雑草は手で取り除く(完全放置では雑草ゼロにはならない)
どれも難しい作業ではなく、夏の間に1〜2回の軽いお手入れで十分です。
「ほったらかしでも育つ」とはいえ、ちょっとしたお手入れで庭がさらにきれいに保てます。
失敗しない植え付けのコツ
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グランドカバーを雑草対策として上手に育てるには、植え付け時のひと工夫がポイントです。
最初の準備をしっかりしておくことで、後のお手入れがぐんとラクになります。
植える前の準備
・水はけが悪い場合は土壌改良(培養土を混ぜる程度でOK)
・植える前にしっかりと雑草を取り除く
植え付け方法
・株間:30~50cm間隔で植える(品種により調整)
・植え付け深さ:浅めに植える
・水やり:植え付け直後はたっぷりと水を与える
・肥料:元肥と春先の追肥1回程度でOK
最初にきちんと整えておけば、その後の管理がぐっとラクになりますよ。
広がりすぎに注意!グランドカバーの増えすぎ対策
グランドカバーは、放っておくと想像以上に広がることがあります。
他の植物のスペースを侵食したり、通路にはみ出してしまうことも。
増えすぎを防ぐポイント
・植える前にレンガなどで区切る
・伸びすぎた部分はこまめに刈る
・ほかの植物と間隔をあけて植える
ほったらかしで育つ宿根草だからこそ、起こりやすいお悩みです。
だからこそ、早めの対策が大切です。
まとめ

雑草対策に悩んでいるなら、宿根草のグランドカバーがおすすめです。
植えるだけで広がり、手間をかけずに庭を美しく保てるのが魅力。
今回ご紹介した
・香りも楽しめるクリーピングタイム
・成長スピード抜群のクラピア
・乾燥に強く映えるセダム
どれも手間がかからず、見た目にも楽しめる優秀な植物ばかり。
もちろん「完全放置」とはいきませんが、夏の間に数回の軽いお手入れと、ちょっとした増えすぎ対策をしておくだけで長く美しい状態を保てます。
がんばりすぎなくても大丈夫。
グランドカバーをうまく取り入れて、ラクしてきれいな庭、始めてみませんか?
この記事のライター
造園歴20年+αの植木屋&ガーデニングライター
★造園施工管理1級 ★造園技能士2級
植物の魅力を最大限に引き出し、美しく花咲く庭づくりをサポートするのがモットーです。
これまで培ってきた経験と知識を活かし、初心者の方にもわかりやすく植木や花のことをお伝えします。
「ほんの少しの工夫で、誰もが振り返る庭に」
そんなヒントをたっぷりお届けします。