【北海道ガーデナーがおすすめ】北海道、寒冷地でも育つ、ローメンテナンスで緑の美しいグランドカバー5選

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー5選

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー

こんにちは、札幌近郊在住の北海道ガーデナー、沙鳥です♪この記事では、耐寒性が強くローメンテナンスなグランドカバーの魅力と注意点をご紹介します。

北海道や雪の多い地域では、植えられる植物選びにも気を遣いますよね。

こちらで紹介するグランドカバー5種はどれも寒さに強く、ほとんど手間いらずで簡単に冬を越してくれます。また、冬でも色褪せず美しい緑を保つものを厳選しています。
ご自宅の環境に適したグランドカバーを選び、雑草抜きや手入れに追われないローメンテナンスで美しいお庭を手に入れましょう。

この記事は、お忙しい方のために
目次の見出しを追うだけでも内容を理解できるようにしています。

詳しく知りたい方は、このまま読み進めていただくか、気になる小見出しをクリックしてみてください。

目次

  1. 北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー5選
  2. 北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー①:タマリュウ(耐寒度:★★★)
    1. 人気の理由:雪の下でも緑を保ち続ける
    2. 使い方の魅力:ロックガーデン、ブロックの目地など多様な使い道
    3. 注意点:積雪の無い場所では水やりを忘れない
  3. 北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー②:フッキソウ(耐寒度:★★★)
    1. 人気の理由:雪の下でも緑を保ち、里山のような自然な雰囲気を出せる
    2. 使い方の魅力:半日陰の庭を好む。斑入りの品種もあり
    3. 注意点:日当たりの良過ぎる場所は葉焼けを起こすことがある
  4. 北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー③:ギボウシ(耐寒度:★★★)
    1. おすすめの理由:雪が長く残るような半日陰の湿った場所でもしっかり育つ
    2. 使い方の魅力:立ち上がった大きな葉が、庭に奥行きを出してくれる
    3. 注意点:冬には地上部(葉)が無くなるので、別種と寄せ植えするのがおすすめ
  5. 北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー④:ヒューケラ(耐寒度:★★★)
    1. おすすめの理由:晩秋~真冬まで常緑で楽しめる
    2. 使い方の魅力:変化に富む葉色でシェードガーデンの引き立て役にも主役級になれる
    3. 注意点:寒さで傷まないように、根を露出させないよう注意
  6. 北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー⑤:ヘデラ・ヘリックス(耐寒度:★★)
    1. おすすめの理由:寒冷地でも成長が速く、比較的短期間で広がる
    2. 使い方の魅力:耐陰性が強いため、北向きの植え込みにも適する
    3. 注意点:繁殖力旺盛なため、仕切りのある場所で育てる
  7. まとめ

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー①:タマリュウ(耐寒度:★★★)

人気の理由:雪の下でも緑を保ち続ける

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー:タマリュウ

タマリュウは、冬の間、雪に埋もれてしまっても美しい緑を保ちます。多少の変色や傷みはありますが、暖かくなればまた美しく元気になってくれます。

使い方の魅力:ロックガーデン、ブロックの目地など多様な使い道

元々は和風庭園で好んで使用されたタマリュウですが、厳しい環境にも対応することから最近ではロックガーデンや洋風ブロックの目地を埋めるなど、多様な使い方がされています。

注意点:積雪の無い場所では水やりを忘れない

積雪が無い場所では冬期に水やりを忘れがちです。特にブロックの目地やコンクリートの隙間では乾燥が強いので、比較的気温の高い日を選び午前中に水やりをしましょう。午後に水やりをすると凍結してしまい、根に負担がかかります。

また、踏圧にはあまり強くないため、雪の上から踏まれないよう注意が必要です。雪の重みには耐えますが、芝ほど踏圧には強くありません。雪の上から踏みつけないように注意しましょう。

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー②:フッキソウ(耐寒度:★★★)

人気の理由:雪の下でも緑を保ち、里山のような自然な雰囲気を出せる

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー:フッキソウ

北海道全域に自生するほど寒さに強く、茎がしっかりしているので雪が降っても折れずに形を保ちます。華美過ぎず自然な雰囲気が魅力です。

使い方の魅力:半日陰の庭を好む。斑入りの品種もあり

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー:フイリフッキソウ

山林の木陰に群生しており、半日陰で湿り気のある場所を好みます。シェードガーデンに好んで使われますが、明るく見せたいときには斑入りの品種を用いると良いでしょう。

注意点:日当たりの良過ぎる場所は葉焼けを起こすことがある

寒さに関してはほぼ心配のないフッキソウですが、日当たりの良過ぎる場所は要注意。葉が黄色味を帯びてきたり、茶色くシミが出来ることがあります。

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー③:ギボウシ(耐寒度:★★★)

おすすめの理由:雪が長く残るような半日陰の湿った場所でもしっかり育つ

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー:ギボウシ

冬の間は地上部(葉)が無い状態で越冬するため、積雪が深いところでも全く問題ありません。半日陰で雪がなかなか融けないような湿った場所でも、春になると生き生きとした新芽が出てきます。

使い方の魅力:立ち上がった大きな葉が、庭に奥行きを出してくれる

大きく特徴的な葉を広げながら育つギボウシは、お庭の空いたスペースに植えるだけで立体感が出るため、平坦になりがちな他のグランドカバーと植えることで変化をプラスすることが出来ます。

注意点:冬には地上部(葉)が無くなるので、別種と寄せ植えするのがおすすめ

雪が積もらない場合は、ガランとした雰囲気にならないようヒューケラやユキノシタなど耐陰性の強い植物と寄せ植えするのもおススメです。

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー④:ヒューケラ(耐寒度:★★★)

おすすめの理由:晩秋~真冬まで常緑で楽しめる

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー:ヒューケラ

大変寒さに強く、常緑のため晩秋から真冬でも美しい葉色を楽しめるヒューケラ。寒さや積雪で地上部が少なくなることもありますが、春になるとすぐに新芽が出てきます。

使い方の魅力:変化に富む葉色でシェードガーデンの引き立て役にも主役級になれる

半日陰を好むヒューケラはシェードガーデンに単体で植え付けても葉色の変化から単調にならずに楽しめます。また深みのある色合いが他の草花をより一層引き立てるので、寄せ植えにも好んで用いられます。

注意点:寒さで傷まないように、根を露出させないよう注意

長い積雪も問題なく冬越しするほど耐寒性抜群ですが、雪の積もらない場所では根が露出すると弱ってしまいます。冬越し前には、株元の根が露出していないか確認しておき、軽く土で覆っておくと良いでしょう。腐葉土や細かめのバークチップなどもおすすめです。

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー⑤:ヘデラ・ヘリックス(耐寒度:★★)

おすすめの理由:寒冷地でも成長が速く、比較的短期間で広がる

北海道や寒冷地でも植えられるグランドカバー:ヘデラヘリックス

ヘデラ・ヘリックス種は、カナリエンシスなど他の品種と比較して、耐寒性に強いと言われています。どんどんツルを伸ばして成長してくれるため、早めに緑で覆いたい場所には最適です。

使い方の魅力:耐陰性が強いため、北向きの植え込みにも適する

陰樹であるヘデラは半日陰でも問題なく生育します。ある程度の日照時間は必要ですが、北向きの植え込みや建物の影になる時間帯がある場所でも生育してくれます。

注意点:繁殖力旺盛なため、仕切りのある場所で育てる

一度植えるとどんどん増えるヘデラ。家の壁面や樹木に直接這わせると「気根」という根を出しながら成長し、なかなかきれいに取り除くことが出来ません。なるべく手間をかけないためには仕切りのある場所で育てましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回ご紹介したグランドカバーはいずれも寒さに強く手間がかからないものばかりです。見た目も好む環境も様々ですが、厳しい冬までにしっかり根付かせ、1年目の冬は少し気にかけてあげれば翌年からはさらに増えていってくれるはずです。植えるスペースの日当たりや乾燥具合などを考慮して、ご自宅のお庭にピッタリのグランドカバーを選んで下さいね!

この記事のライター

沙鳥(スナトリ)

札幌近郊在住の北海道ガーデナー、沙鳥です。
冬はマイナス20度の豪雪地帯なので、引っ越してきた当初の庭づくりは戸惑うことばかり。
今では楽に冬越しできる丈夫な多年草を中心に、お天気まかせの楽々ガーデニングを楽しんでいます。
年数がたつほど手間いらずに、そして味わい深く。
そんな庭づくりの夢を一緒に叶えましょう♪

おすすめの記事

この記事の関連タグ